世界で最もイノベーティブな組織の作り方

 日本人はイノベーティブであるが、組織がイノベーティブでないことが問題だ。ということを、「イノベーションが組織設計によって生まれる古今東西の事例」を混じえて記述。

世界で最もイノベーティブな組織の作り方 (光文社新書)

世界で最もイノベーティブな組織の作り方 (光文社新書)

 

 ケネディの事例がすごくいい。ケネディがかっこよかった。

 

どんな組織であれ、権力者がその場にいることで、自由闊達な意見は生まれなくなりがちである。だから、ケネディは議論の場に敢えて欠席した。

 

逆に大韓航空で相次いだ事故が例に上がっていたが、航空機事故はヒューマンエラーが原因としては多い。そして、機長が操縦している場合の方がヒューマンエラーの確率が高くなる。

 

それは、副操縦士が意見を言えなくなることで、実質機長一人で考えることになってしまうからだと。

 

なんかイノベーションの本というよりリーダーシップの本を読んでいるような気分。

 

・金銭で釣ってもイノベーションはうまれない

・「イノベーションを生め」と命令して生まれるものじゃない

・根源的欲求を持った人の方が強い

・リーダーは皆が共感できるビジョンを伝えることが大事

 -キング牧師は' I have a dream that ~'と、視覚的なビジョンを繰り返し語って人々に共感してもらった

 

 

まー、事例が結構面白かったです。